
2018年3月21日にドラマ「anone(あのね)」第10話(最終回)が放送されました。理市の偽札づくりに巻き込まれながらも、ニセモノの家族として幸せな日々を送っていた亜乃音、ハリカ、舵、るい子。しかし、事件が発覚したことにより、ついに4人はバラバラとなってしまう。4人は、あの頃のささやかな幸せを取り戻すことができるのか…。ここでは、ドラマ「anone(あのね)」第10話(最終回)のあらすじとストーリーをご紹介します。
【(C)Nippon Television Network Corporation】
ドラマ「anone」第10話(最終回)のあらすじ
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理市がATMで試して返却されなかった偽札が発見されたことにより、理市を主導に亜乃音たちが行っていた偽札づくりが明るみに。
亜乃音が連行される姿を呆然と見つめることしかできないハリカは、亜乃音の自宅で4人で築いてきた日常をこれまで通り全うしようとするが…。
一方、舵の最期を看取ると決意したるい子は、舵とともに約束していた温泉旅行へ。その間にも、舵の病状は刻一刻と深刻化していき…。
万平が亜乃音の弁護を申し出るが、亜乃音は偽札づくりの動機を語ろうとせず、主犯格として重い求刑を迫られつつあった。
バラバラになってしまったハリカ、舵、るい子は、以前のような4人での幸せな日々を取り戻すことができるか…。そして、逃亡を続ける理市の行方は…。
ドラマ「anone」第10話(最終回)の登場人物
【「anone」公式サイトスクリーンショットより】
辻沢ハリカ | 広瀬すず |
林田亜乃音 | 田中裕子 |
林田京介 | 木場勝己 |
青羽るい子 | 小林聡美 |
持本舵 | 阿部サダヲ |
紙野彦星 | 清水尋也 |
青島玲 | 江口のりこ |
青島陽人 | 守永伊吹 |
中世古理市 | 瑛太 |
中世古結季 | 鈴木杏 |
花房万平 | 火野正平 |
ドラマ「anone」第10話(最終回)のストーリー解説
【(C)Nippon Television Network Corporation】
偽札づくりの容疑で警察に追われるなか、理市は最後に玲のもとを訪れる。すると、陽人がおぼろげに火事の事件について思い出し罪悪感を感じていることに理市は動揺する。
彦星に治療を受けさせるため悲しい嘘をつき別れを告げたハリカは、警察に連行されていく亜乃音の姿を呆然と見送ることしかできず…。亜乃音、舵、るい子がいなくなった亜乃音の自宅で、ハリカは4人で築いてきた日常を全うしようとする。
その頃、舵の最期を看取ると決心したるい子は、舵とバスに乗り約束していた温泉旅行へ。何気なくテレビをつけると、ニュース番組で逮捕された亜乃音と連行されたハリカの姿を目にする2人。舵は自分たちも自首しようと言うが、舵の最期を添い遂げようとするるい子の決心は固く…。
ある日、刑務所に入った亜乃音のもとに弁護を申し出た万平が面会にやってくる。万平からハリカが鑑別所に入ったことを聞き、亜乃音はショックを隠せない。一方、万平は偽札づくりの動機を語ろうとしない亜乃音が事件の主犯格として重い求刑が迫りつつあることに焦りを感じていた。
鑑別所の部屋に入ったハリカは、思いがけずネットカフェで一緒に寝泊まり生活をしていた有沙と再会。思わずハリカの心が和らぐ。
ある日、そんなハリカに彦星から手紙が届く。その手紙には、ハリカがついてくれた嘘に報いるためにも、治療に専念して生きて帰ってこようとする彦星の決意とともに、今度は毎日自分が手紙を書いて外の世界を伝えるという彦星からのハリカへの思いが綴られていた。
ドラマ「anone」第10話(最終回)の結末※ネタバレ
偽札づくりの事件発覚から数ヶ月後、逃亡生活を続ける舵とるい子は2人でささやかな生活を送っていた。自分の手で何かを残したいと切望する舵は、病の身で押し花づくりに夢中になっている。しかし、そんな間にも舵の病状は刻一刻と進んでいて…。
衰弱した舵は、るい子に寄り添われながら静かに息を引き取る。舵の最期を看取ったるい子は、警察に出頭することを決意。そんな2人の情報をニュースで知ったハリカは深い悲しみとショックを受ける。
そんなハリカのもとに思いもよらない人物が面会に訪れる。それは彦星だった。数年ぶりの再会に緊張しながら言葉を交わし始めるハリカと彦星。2人は次第に打ち解け合っていき、束の間たわいもない会話に花を咲かせた。
その後、ハリカは三太郎に付き添われて少年院を出所。理市が今も偽札をつかい続けて逃亡するなか、亜乃音が主犯として裁かれようとしていることを知ったハリカは、理市を探し出すことを決意する。
ハリカは理市を探し出す手がかりを見つけようと玲のもとへ。すると、玲から時々謎の無言電話がかかっていることを聞かされ…。ある日、陽人にかかってきた無言電話が理市によるものだと見抜いたハリカは、電話を替わり理市と会う約束をする。
ハリカは再会した理市に、亜乃音が置かれている状況を伝えるとともに自首するよう説得。しかし、理市は相変わらず被害者面をするばかりで…。そんな理市にハリカは珍しく声を荒げて激怒する。
そんなハリカに観念した理市はようやく自首することを決意。最後に陽人に会いたいと言い、ハリカとともに陽人のもとへ。理市は陽人が思い出しかけていた火事の記憶は誤った記憶だといい、火をつけた犯人は自分だと話し陽人を安心させるのだった。
数年後、刑期を終えた亜乃音が出所することに。門の前では、かつて亜乃音にプレゼントしてもらった赤いワンピースを着たハリカが出迎えに訪れていた。2人は「おかえり」「ただいま」と声を交わす。
亜乃音とハリカが帰宅すると、るい子が手料理をつくりながら待っていた。さらに、そこには幽霊になってしまった舵の姿も。
再び奇妙な4人の共同生活が始めるかと思われた矢先、ハリカは亜乃音に家を出て一人暮らしをする決心を伝える。ようやくできた娘の独り立ちを知り寂しさを隠せない亜乃音だが、ハリカの決心が固く…。
また“ニセモノの家族”として歩み始めた4人は星空の流れ星に願いを込める。