花宵道中のあらすじ・ストーリー解説

花宵道中

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花宵道中は、安達祐実が演じる朝霧の“吉原遊女の生き様”を描いた作品です。以下では、花宵道中のあらすじをストーリーに沿って解説します。

朝霧と半次郎が縁日で出会う

江戸の吉原で人気女郎の朝霧。体が火照ると桜のはなびらのような斑点が体に浮かび上がり、客人からは「花が咲く女郎」として評判だった。

 

ある日、妹女郎の八津に連れ出され縁日へと向かう。縁日の通りを歩いていると、後ろから走って来た男達とぶつかり倒れてしまう。

 

すると、そこを通りかかった半次郎に助けられる。女郎屋でどんな男に抱かれても心がうずくことはなかった朝霧だったが、この時半次郎に恋をする。

 

その後、縁日の日に簪(かんざし)を失くしたことに気づいた朝霧が早朝に探しにでかけると、そこでたまたま半次郎と再会する。朝霧の簪が壊れていたのを見た半次郎は簪を直すと伝え、3日後にまた会おうと約束する。

 

しかし、約束の日、朝霧は妹女郎の世話のために約束の時間に遅れてしまい、結局半次郎と会うことができなかった…。

山田屋の宴会で朝霧と半次郎が再会

ある日、朝霧が女郎として働いている山田屋で織物問屋の吉田屋(藤衛門)の宴会が開かれることになった。吉田屋は、山田屋の常連客で朝霧の初客だった。

 

朝霧が吉田屋の宴会場へ向かうと、そこになぜか半次郎の姿があった。実は、その頃、吉田屋と半次郎は商売の取引をしていたのだ。朝霧と半次郎は、互いに見知らぬ同士であることを装う。

 

酒に酔った山田屋は、その宴会場で朝霧に無理矢理酒を飲ませたり裸にして弄ぶ。朝霧と半次郎は互いに知り合いであることを隠すが、2人の妙な空気感に気づいた山田屋は半次郎の目の前で朝霧を手籠めにする。

 

朝霧は、半次郎の目の前で自分が山田屋に手籠めにされる恥ずかしさからか、泡を吹いて失神してしまう。

吉田屋の悪企を朝霧と半次郎が知る

ある日、吉田屋が朝霧を身請けに引き取ることになった。吉田屋は、以前にも山田屋の人気女郎であった霧里を身請けに引き取っていたが、なぜか霧里はすぐに死んでしまった。そして、実は霧里は半次郎の生き別れた姉だった。

 

半次郎が吉田屋に近づいていたのは、姉が死んだのは吉田屋になにか原因があるのではないかと思っていたからだった。

 

ある晩、朝霧を身請けに引き取ることが決まっていた吉田屋は、朝霧を世話する山田屋から宴会で接待を受けていた。そして、朝霧に気があることを知っていた半次郎を敢えて同伴させていた。

 

その宴会で、半次郎は吉田屋が以前に山田屋から身請けした霧里の話題を切り出す。そして、吉田屋の口から、労咳(肺の病気)となった霧里を追い出し、その結果霧里が外で倒れ死んだという事実を聞く。さらに、吉田屋は今回身請けする朝霧も自分の商売に利用しようとしていたのだ。

 

半次郎は、自分の姉が労咳で苦しんでいる状況で吉田屋が世話をせずに追い出していたことや、意中の朝霧を商売のために利用しようとしていることを知り、その怒りで吉田屋を殺してしまう。

 

その場にいた朝霧は半次郎を逃がし、半次郎は身を隠した。

吉田屋を殺した半次郎が捕まってしまう

吉田屋を殺してしまったことにより、半次郎は吉原から身を隠していた。

 

そんなある日、朝霧は半次郎との思い出の寺に足を運んでいた。すると、1人の少年が朝霧に近づいて来て1枚の手紙を渡して立ち去った。朝霧がその手紙を確認すると、半次郎が書いたもので夜に寺で会おうと書かれていた。

 

その夜、朝霧が寺に向かうと半次郎の姿があった。半次郎は、花魁道中(催事に際して、遊女が着飾り遊郭を練り歩くこと)に憧れていた朝霧のために、自分が繕った着物や高下駄を持ってきていたのだ。

 

そして、朝霧と半次郎は寺の中で2人だけの花魁道中を行った。

 

その後、寺の中で朝霧と半次郎は初めて結ばれた。しかし、そこに吉田屋を殺した半次郎を追っていた奉行がやっきて半次郎は捕らえらてしまう。

 

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