
ここでは、新宿スワンの登場人物「洋介」について詳しくご紹介します。映画「新宿スワン」の最後で秀吉が何者かに射殺されますが、それは洋介によるものでした。なぜ、洋介は秀吉を撃たなくてはいけなかったのか?映画「新宿スワンⅡ」の内容にも触れながらご紹介します。
【©2015 「新宿スワン」製作委員会】
新宿スワンに登場する洋介について
【©2015 「新宿スワン」製作委員会】
新宿スワンに登場する洋介(本名:川口洋介)は、歌舞伎町のスカウト会社『バースト』に所属するスカウトマン。
新宿スワンの主人公・龍彦よりも半年早くスカウトの世界に入っているが、龍彦からはタメ口で話しかけられる。
映画「新宿スワン」の冒頭で洋介が龍彦にタメ口で話すなと言うが、基本的に龍彦と仲が良い。
ある日、洋介は給料も受け取らずに新宿から突然姿を消してしまう。その後、横浜に洋介がいるという噂が浮上する…。
映画「新宿スワン」で久保田悠来が洋介役を演じる!
映画「新宿スワン」で洋介役を演じているのが、俳優の久保田悠来さんです。
久保田悠来さんは1981年・神奈川県生まれの俳優で、所属事務所はジャパン・ミュージックエンターテインメント。
今回、映画「新宿スワン」で洋介役として出演している久保田悠来さんは、2002年に原宿でスカウトされたことをきっかけに読者モデルデビュー。その後、2010年に公開された映画「ガチンコ喧嘩上等」で初主演を果たしています。
また、仮面ライダー鎧武(がいむ)では呉島貴虎/仮面ライダー斬月として出演し、そのワイルドイケメンなルックスでママ達を虜に。
新宿スワンに主人公の龍彦役として出演している綾野剛さんとはプライベートでも仲が良いことでも知られています。
新宿スワンのラストで洋介が秀吉を撃った理由は?
映画「新宿スワン」のラストで、何者かによって襲撃された秀吉。
新宿スワンを映画でご覧になった方の中には、「秀吉を撃ったのは誰なのか」「なぜ秀吉は撃たれたのか」疑問が残っていた方も多いのではないでしょうか?実は、秀吉を撃った犯人は洋介でした。
なぜ、洋介が秀吉を撃たなくてはならなかったのか…。その理由は、映画「新宿スワンⅡ」で明らかにされます。
歌舞伎町でのスカウト会社の縄張り争いにより、バーストに買収されることになったハーレム。その頃、元ハーレムの秀吉は裏で薬の取引をしていました。そして、秀吉に薬取引のビジネスをするようそそのかしたのは同じく元ハーレムの葉山でした。
スカウトマンの立場で薬の取引をするのは新宿では御法度のこと。しかし、その後秀吉は薬の取引をしていたことがバレてしまいます。そして、薬の売買でヘマをした秀吉の口を塞ぐために、葉山は洋介を利用して秀吉を襲撃したのです。
しかし、新宿スワンⅡの最後で洋介が龍彦に「俺なんだよ…秀吉殺しを依頼したの…」と言うシーンがあります。ということは、秀吉を実際に撃ったのは洋介ではないということが考えられます。実際に映画「新宿スワン」の映像を見ても、秀吉を撃った人物は洋介ではなさそうです。
また、映画「新宿スワンⅡ」のラストで、葉山が真虎に「全てはうまくいっている」と意味深に語るシーンがあります…。
映画「新宿スワンⅡ」で明かされる洋介のその後について
【出典:amazon】
秀吉襲撃事件の後、新宿歌舞伎町から姿を消した洋介。その後の洋介の詳細については、映画「新宿スワンⅡ」で明らかにされます。
ある日、バースト社長から勢力拡大のために関とともに横浜行きを命じられた龍彦。最初、龍彦は新宿から離れることを嫌がりますが、洋介が横浜にいるという噂を聞き横浜行きを決意します。
そして、横浜で龍彦達がスカウト活動をしていると、横浜を縄張りにしているスカウト会社『ウィザード』のスカウトマン達に取り囲まれます。すると、ウィザード側に洋介の姿がありました。
新宿を離れた洋介は、ウィザード社長の滝の元で薬のブローカーになっていました。さらに、洋介はかつて秀吉を襲撃してしまった(襲撃しなくてはならなかった)自責の念からか精神を乱し薬物中毒に陥っていたのです。
龍彦と再会した洋介は、秀吉襲撃事件の犯人が自分であることを明かします。そして、その後洋介は治療のために入院することになりました。
漫画「新宿スワン」での洋介の最後について
【出典:amazon】
新宿スワンを映画と漫画の両方ご覧になった方であれば知っていると思いますが、映画と漫画とではストーリーの内容が微妙に異なっています。ここでは、漫画版の新宿スワンでの洋介の最後のシーンについてご紹介します。
まず、映画「新宿スワン」では洋介が秀吉を銃撃したということになっています。一方、漫画では洋介(と思われる人物)が駅のホームから秀吉を突き落とす場面が描かれています。
また、漫画「新宿スワン」では、洋介が葉山に口封じのために利用されていたことを知っていたウィザード社長の滝が、最後に洋介を銃で撃ちます。それは、洋介を葉山のしがらみから解放させるための滝の優しさでした。
目の前で洋介が撃たれた龍彦は洋介が死んだものと思っていました。しかし、洋介は生きていたのです。
洋介は常に滝から防弾チョッキを着るように言われていました。そして、葉山の前で銃殺したかのように見せかけることで葉山から洋介を逃がそうとしたのです。
洋介はその後、葉山から身を隠すかの様に龍彦達の前から去ります。