貴家悠(作)、橘賢一(画)による大人気SF漫画「テラフォーマーズ」。火星に放たれたテラフォーマーとそれを駆除する人間達の戦いを描く。大きな謎の1つになっているのが、なぜテラフォーマーが「じょうじ」と話すのかということ。ここでは、『バグズ1号編』よりテラフォーマーが「じょうじ」と言葉を話すようになった理由、その意味についてご紹介します!

 

【(C)貴家悠・橘賢一/集英社】

テラフォーマーズのあらすじ:『テラフォーミング計画』について

テラフォーマーズ

【出典:amazon

 

テラフォーマーが「じょうじ」と話すようになった理由をご紹介する前に、『テラフオーマーズ』のあらすじについてサクッとご紹介!

 

21世紀、地球では人口の急激な増加により環境問題やエネルギー問題に直面します。そこで、火星への移住計画が打ち立てられました。

 

火星移住計画において最初に問題となったのが火星の気温。火星の大気は0.006気圧しかなく全く太陽光を吸収できないため、火星の平均気温はマイナス58度と人間が住める環境ではありませんでした。

 

しかし、技術者が火星の地中にたくさんの二酸化炭素が凍っていることを発見。火星の地表を温めて地中に凍る二酸化炭素を放出させれば、温室効果によって火星の温度を上昇させることができると考えました。

 

そこで、太陽光を効率的に吸収できるよう、火星の地表を黒く染め上げることにしたのです。火星の地表を黒く染め上げるために放たれたのが『苔』とそれを食料とする『ゴキブリ』です。

 

この一連の人類火星移住計画が『テラフォーミング計画』です。

2577年、バグズ1号の乗組員が火星へと向かう

テラフォーマーズ

【出典:TERRA FORMARS公式サイト一部スクリーンショット】

 

テラフォーミング計画が始動してから500年後の2577年…。国連航空宇宙局のM・K・デイヴス指揮の元、6人の船員を乗せた宇宙艦『バグズ1号』が火星へと向かいました。

 

バグズ1号の乗組員に課せられた任務は大きく3つ。

  • 火星に放ったゴキブリの調査
  • ゴキブリのオスとメスを10匹ずつ捕獲
  • 2500年代以降、火星へ送った無人機の通信途絶の原因解明

 

この3つの任務を『バグズ1号計画』と総称します。火星でのバグズ1号計画を遂行するため、6人の優秀な宇宙飛行士が選ばれました。

バグズ1号の6人の乗組員

ジョージ・スマイルズ(アメリカ)

25歳/170cm/68kg。祖父の影響で宇宙に強い興味をもつ。身体が小さいが、努力の末にバグズ1号の乗組員に選ばれる。

リサ・オイカワ(日本)

25歳/161cm/50kg。頭脳明晰な宇宙飛行士。目標のために己を律するジョージを尊敬し、惹かれている。

トーマス・ベルウッド(アメリカ)

31歳/170cm/87kg。エアコンを使わないと眠れず、エアコン嫌いな妻と別居状態に。

カルロス・ミネリー(アメリカ)

31歳/182cm/73kg。チェスの元世界王者。その後、突然宇宙に魅力を感じるようになり、宇宙飛行士に転身した。

ジョナサン・レッド(アメリカ)

39歳/177cm/77kg。ベテラン宇宙飛行士。バグズ1号のムードメーカー的存在。

ケント・ホーランド(ニュージーランド)

26歳/186cm/101kg。学生時代はアメフト部のエースとして活躍。東洋人の女性に憧れていて、リサに想いを寄せている。

“人型のゴキブリ”テラフォーマーの正体について

テラフォーマーズ

【出典:amazon

 

火星に着陸したバグズ1号の乗組員がゲートを開けると、そこに“黒い生き物”が現れ先頭にいたトーマスが襲われます。さらに、立て続けに後方に立っていたカルロスも殺されてしまいました。

 

ジョージ、リサ、ジョナサン、ケントは突然のことに全てを理解できなかったものの、目の前の黒い生物の正体が500年前に人類が放ったゴキブリ『テラフォーマー』であることに気づきます。

 

火星に放たれたテラフォーマーは、過酷な火星環境に適合するかのように進化していたのです。体は人型、二足歩行で歩くようになっていました。

 

息つく暇もなく、今度はジョナサン、レッドがテラフォーマーに襲われます。ジョージがリサを守るために攻撃しようとしますが、戦闘能力の高いテラフォーマーの腕がジョージの腹部を貫通します。

 

それでも、ジョージは気合いで剣を振りかざし、船員を襲ったテラフォーマーの首を落とします。助かったと思ったジョージでしたが、首のない状態のテラフォーマーがさらに襲いかかり、ジョージをかばったリサが殺されてしまいました。

 

さらにバグズ1号の中には、大量のテラフォーマーが侵入。瀕死の状態のジョージは、最後の力を振り絞り『テラフォーマーの首』を脱出ポッドで地球へ送り届けます。

 

結局、バグズ1号の乗組員は1人も生き残ることができなかったのです。

テラフォーマーが「じょうじ」と話す理由とその意味

テラフォーマーズ

【(C)貴家悠・橘賢一/集英社】

 

バグズ1号計画から20年後、テラフォーミング計画を遂行するために小町小吉らが乗るバグズ2号が火星へと向かいました。そこで、バグズ2号の乗組員達は「じょうじ」と言葉を話すテラフォーマーに遭遇します。

 

テラフォーマーが「じょうじ」と話すようになった理由…。そう、テラフォーマーの「じょうじ」とは、バグズ1号の乗組員であった「ジョージ」の名前が由来です。

 

学習能力の高いテラフォーマーは、バグズ1号の乗組員達の会話を聞き言語によるコミュニケーションを学びました。そして、その会話で聞き取った「ジョージ」という言葉が印象に残ったのか、テラフォーマーは「じょうじ」という独自の言語を作り出したのです。

【結論】テラフォーマーの「じょうじ」とは「ジョージ」が由来だった

ここまでは、テラフォーマーがなぜ「じょうじ」と言葉を話すのか、その理由についてご紹介してきました。

 

テラフォーマーが「じょうじ」と話す理由、それはバグズ1号の乗組員と遭遇した時に「ジョージ」という言語を学習したからでした。

テラフォーマーズの関連記事

おすすめの記事