
「君の名は。」のストーリーを語る上で欠かせないのが、糸守町を襲った彗星落下についてですよね。この彗星が糸守町に落下したことにより、瀧と入れ替わっていた三葉は亡くなっていた…という衝撃のストーリーが展開されていきます。今回は、この「君の名は。」に登場する彗星について気になるポイントをまとめてみました!
【(C)2016「君の名は。」製作委員会】
「君の名は。」糸守町を襲った彗星落下の災害
まず、「君の名は。」のストーリー内で起こる糸守町を襲った彗星落下の災害について振り返ってみましょう。
「君の名は。」のあらすじは、“2016年に生きる瀧”と “2013年に生きる三葉”が時空を超えて入れ替わり出会いを果たすというもの。
奇妙な入れ替わり生活を続ける 2人ですが、ある日その入れ替わりが止まってしまいます。
その後、 2016年に生きる瀧は『自分が入れ替わっていた三葉は 3年前の 2013年に糸守町を襲った彗星落下の災害によって亡くなっていた…』という事実に気づきます。
そこで瀧は糸守町に彗星が落下する日の三葉と入れ替わり、“三葉が糸守町を襲った彗星の災害で 2013年に亡くなった”という過去を変えようと動き始めます。
「君の名は。」に登場する彗星の名前
【(C)2016「君の名は。」製作委員会】
「君の名は。」に登場する彗星の名前についてご存知でしょうか?
あの「君の名は。」に登場する彗星の名前は“ティアマト彗星”といいます。
ティアマト彗星の“ティアマト”とは、メソポタミア文明の神話に出てくる女神の名前。
ティアマトは上半身が人間の女性、下半身は蛇の姿をしていて、原初の海を人格化した神であるとされています。
ちなみに、「君の名は。」で登場する糸守湖は1000年前に糸守町を襲ったティアマト彗星の落下によってできたもの。
三葉の家系“宮水家”では、そのティアマト彗星が再び糸守町を襲うことを後世に知らせるために口噛み酒や組紐などの神事を行っていたのです。
「君の名は。」糸守町やティアマト彗星は実在する?
【(C)2016「君の名は。」製作委員会】
「君の名は。」をご覧になった方の中には、ストーリーをより深く味わいたいと聖地巡礼をする方も少なくありません。
そこで気になるのが、「君の名は。」に登場する糸守町やティアマト彗星は実在するのかということ。
実は、「君の名は。」に登場する糸守町もティアマト彗星も架空の設定のものです。ですので、実際にはどちらも存在しません。
ただし、三葉が暮らす糸守町は岐阜県飛騨市がモデルでなっていたり、ティアマト彗星が落下した糸守湖は新海誠監督の出身である長野県の諏訪湖がモデルだったりします。
「君の名は。」で三葉が暮らす糸守町の聖地を確認したい方は、「映画『君の名は。』のヒロイン、宮水三葉(みつは)の気になるポイントを解説!」の記事をご参考くださいませ!
「君の名は。」のティアマト彗星の軌道がおかしいとネットで話題に
「君の名は。」に出てくるティアマト彗星ですが、映画公開時に作品を観た人から「ティアマト彗星の軌道がおかしい!」とネットで話題となりました。
通常、彗星の軌道は太陽の周りを周回するように動くのですが、「君の名は。」では太陽の手前で折り返してしまっていたんですよね。
すると、これを受けてなのか??DVDやVODではティアマト彗星の軌道が修正されることになりました。
素人にはとっても細かい部分だと思うのですが、そんな細かい部分もすぐに修正するなんてさすがのプロですね。
「君の名は。」の結末:ティアマト彗星の落下から避難できた三葉のその後
ここからは、「君の名は。」の結末内容についてネタバレを含みます。これから「君の名は。」をご覧になる方は注意してください。
2013年に糸守町を襲ったティアマト彗星の破片落下の災害で三葉が亡くなっていたことを知った瀧は、黄昏時(かたわれ時)に三葉と出会い、糸守町から住民を避難させるように伝えます。
その後、三葉は糸守町長である父にこれから起こることを伝え、三葉ほか糸守町の住民はティアマト彗星の災害を回避することができました。
その後、瀧と三葉からはお互いの名前や存在の記憶が消えてしまうのですが、2人は『ずっと誰かを探している…』そんな気持ちを抱きながら過ごします。
そして、ある日すれ違う電車の中でお互いに顔を合わせた瀧と三葉は、それが誰なのか分からずも『自分達が探していた誰か』であることに気づきます。
その後、階段ですれ違った瀧と三葉は、互いにそれが『自分達が探していた誰か』であることを確信。感動的な再会を果たすことで物語の結末を迎えます。