2004年に公開された映画「世界の中心で、愛をさけぶ」は、片山恭一の恋愛小説が原作の作品。17年前に白血病によって亡くなった恋人の亜紀を忘れられずにいる主人公の朔太郎が、過去と向き合い未来へと新しく進み始めるまでが描かれている。「世界の中心で、愛をさけぶ」の映画公開により“セカチューブーム”が起こると、その相乗効果で小説も300万部を突破しベストセラーに。主題歌は平井堅が歌う「瞳をとじて」。

 

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「世界の中心で、愛をさけぶ」のあらすじ

世界の中心で、愛を叫ぶ

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2003年。「世界の中心で、愛をさけぶ」の主人公・朔太郎は婚約者の律子との結婚式を控えていた。ある日、律子が新居への引越のため荷物を整理していると、小学生時代に着ていたセーターを見つける。すると、セーターのポケットには1本のカセットテープが入っていた。そのカセットテープは、律子が小学生の時に母と同じ病院に入院していた亜紀という女子校生から同級生の“ある男子”の元へ届けてくれるよう渡されていたものだった。

 

しかし、小学生だった律子はカセットテープを届ける途中に事故に遭ってしまい男子の元へ届けることができなかったのだ。そのことを思い出し、律子はカセットテープの内容が気になりウォークマンで聞いてみることに。カセットテープを再生すると、17年前に“ある男子”に向けて録音された亜紀の声が流れた。「私、もうすぐ死ぬと思う…」その内容を聞いた律子は、自分と朔太郎の地元である四国の高松へと向かう…。

 

朔太郎は仲人の大木が営むバーで律子が家出をしてしまったと話していた。すると、四国高松から中継されている台風情報のニュースの画面に律子が映る。朔太郎は何かに気づいたように慌てた様子をみせ、すぐに店を出て高松へと向かった。律子が亜紀からカセットテープを渡すようお願いされていた相手は、自分の婚約者で当時高校生だった朔太郎だったのだ。

 

17年前の1986年。朔太郎は同じ高校に通う亜紀と付き合っていた。しかし、亜紀は白血病を発症してしまい入院することになった。亜紀が入院する以前から、朔太郎と亜紀はカセットテープで交換日記をしていた。しかし、亜紀が入院してしまったためにカセットテープの受け渡しが難しくなり、代わりに当時小学生で亜紀と同じ病院に母親が入院していた律子が朔太郎の元へ届けていたのだ。律子は大人になってカセットテープの内容を聞くまで、亜紀から届けるようお願いされていた相手が朔太郎であったことを気づかなかった。そして、朔太郎も婚約者の律子が当時亜紀の代わりに自分の元までカセットテープを届けてくれていた“あの少女”であったことに気づいていなかった。

 

亜紀が最後に録音したカセットテープには、自分がこの世を去った後に遺灰をオーストラリアのウルルの風に撒いて欲しいというメッセージが録音されていた。オーストラリアのウルルは亜紀が生前に行きたがっていた場所だった。朔太郎は17年前に亜紀が残した最後のお願いを果たすべく、律子とともにオースラリアのウルルへと向かった。朔太郎が亜紀の遺灰を手の平に出してウルルの地へかざすと、その瞬間風が吹き亜紀の遺灰はウルルの空へと舞い上がった。

「世界の中心で、愛をさけぶ」【予告動画】

「世界の中心で、愛をさけぶ」の作品情報

登場人物・キャスト

松本朔太郎 大沢たかお/森山未來
廣瀬亜紀 長澤まさみ
藤村律子 柴咲コウ/菅野莉央
重蔵(重じぃ) 山崎努
大木龍之介 宮藤官九郎/高橋一生
ジョニー 津田寛治/古畑勝隆
律子の母 田中美里

スタッフ

監督 行定勲
脚色 坂元裕二
伊藤ちひろ
行定勲
原作 片山恭一
制作 本間英行
プロデューサー 市川南
春名慶

作品データ

作品名 世界の中心で、愛をさけぶ
制作年度 2004年
上映時間 138分
制作国 日本

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